DREAM SPACE

DREAM SPACE 「DREAM SPACE」の抜粋
作品情報
作品番号 004
作品タイトル DREAM SPACE
作品URL https://youtu.be/slxWWjzd-Ko
完成年月日 2024/08/30
作品の別コンテスト応募・受賞歴 なし
応募作品の概要 仮想現実での自由な体験と現実のギャップを描いた映像作品です。男性が仮想世界で楽しむ様子から一転、現実へ戻る切なさを演出し、AIツールを使って視覚・音響両面で笑顔と感動を生み出しました。ラストの現実と夢の対比が視聴者に強い印象を残す内容になっています。
テーマへのアプローチ方法 この作品は「AI×笑顔と感動の創造」というテーマに基づき、AIツールを使って視覚と感情のギャップを表現しています。主人公が辿り着いたとあるテーマパークのような奇妙な場所で非日常の体験を楽しむシーンでは、彼の笑顔が溢れ、彼の自由で豊かな自己表現が描かれ、彼が感動している様子と同様に視聴者に感動を呼び起こさせます。しかし、その楽しさは電話の着信音と共に現実に引き戻され、暗い部屋に戻るという強い対比を見せます。今までの感動的な世界が一瞬のうちに消え去るという、期待を裏切るような展開を見せることで笑顔になってもらうことを目指しました。また、この対比をAI生成技術によって細部にこだわり、男性の表情や環境の変化を丁寧に描き出しました。
映像の最後には実際のCM映像かのような注意書きを加え、仮想現実の世界が本当に存在するかのようなリアリティを出すことで、視聴者に一層の驚きと感動を与えることを狙いました。
デザインが生まれた理由/背景 この映像は、私自身が普段からメタバースでさまざまな体験を楽しんでいる中で得たインスピレーションを元に制作しました。
特に、自由に自己表現ができるメタバースの魅力と、それが現実と大きく異なる点に焦点を当て「夢の世界から現実へ戻る瞬間」の切なさを表現しています。
例えば、仮想世界で所々に登場する犬は彼が特別な思いを持つ存在として描いており、ラストシーンでは彼がVRを外すと彼の周りで生き生きとしていた犬の姿は消え、暗い静かな部屋の壁には犬の写真が飾られている様子が映し出されます。 メタバースのような仮想現実やゲーム等が発達した現代を生きる多くの人は、日々この主人公と同じように現実に戻った時の無力感を感じているのではないでしょうか。
利用したAIツール・アプリケーション名 ・画像生成: Midjourney
・動画生成: Runway-Gen3、Luma Dream Machine
・作詞: ChatGPT
・作曲: Suno AI
・声: ElevenLabs
自由記述欄 この作品では、AI技術を最大限に活用して、感情的なストーリーテリングと驚きのある視覚効果を融合させました。
特にこだわった点としては、彼が楽しく過ごす奇妙な場所と現実世界のコントラストを明確に表現することです。
そのために、生成AIに対して細かなプロンプトによる指示と調整を行ないました。
例えば、男性の表情・男性の声色・周囲の環境等の明るさ、また彼の個性的なファッションまでもが電話の着信の前後で大きく異なるのが確認できると思います。
そのおかげで、映像のラストで唐突に彼の電話が鳴り響き現実に戻る瞬間は、視聴者に視覚的にも聴覚的にも強いインパクトを与え、笑顔を感じさせることができたのではないかと確信しています。